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もしかして俺が懺悔していたのは神父様ではなくジャンその人だったのか・・
「あ・あの・・神父様?」
「だ~れが神父だって言ったんだよ、ダーリン」 「まさか、ほんとうにハニーなのかい?」
「そうよダーリン、私がちょっと声色変えただけでわからないなんてヒドいわ」
まさか、まさか当の本人に俺は告白していたっていうのか・・・
「ジャ・・・ジャン・・今の話・・・」
「ああ、全部聞かせてもらったぜ。ベルナルドの告白。そんなに俺のこと好きだったのかよ」
「ああ・・・」
認めるしかない、そうだろうあんなことまで言ってしまった俺なんだから。
「で、いつから?」
「へ?」
「いつから俺のこと好きでいてくれたのかえ?」
「い・いつって・・・」
どうしてジャンはそんなことを聞くのだろうか。
「いつってジャンと出会ってすぐ・・かな」
「そんな前から俺のこと好きでいてくれたのかよ。ならなんで告ってこれなかたんだよ。もしかしたら・・・そうかもなんて思っていたけど。ほら一応男同士だし、あんたには馴染みの女がいたのも知っていたから・・」
「カポに気づかれて、止められた。ジャンだけはよせ・・と」
「カポって親父が?あいつよけいなことしかいわね~な。で、ベルナルドあんたそれでおとなしく引き下がったっていうのかよ」
「ああ・・」
そうだ。カポ・アレッサンドロに言われてジャンへの思いは封印した。
はずだった・・・。
まさかあの脱獄事件が起こるとは思ってもみなかったが。
「で、今でもあんたはその親父の言葉を忠実に守っているのかよ」
「それは・・」
「今は俺がカポだぜ・・・」
続く・・・
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